PULCOM AB-10 研削盤用砥石オートバランサ
概要
PULCOM AB-10は砥石のアンバランスによる振動を低減し、加工精度の低下を防止する装置です。砥石台の振動を監視し、指令により振動が規定値以下になるように自動的に砥石のアンバランスを修正します。振動監視装置として使用することもできます。
特長
砥石オートバランサ導入効果
- ◆ 砥石交換時間 半分以下
(工数比較:熟練作業員43分 VS オートバランサ18分) - ◆ 誰でも安全、自動、理想的な動バランス状態に
- ◆ 切削抵抗の安定による加工精度の向上
手動(熟練者)
オートバランサ

砥石交換時間と残留バランスの量
加工品質の維持と向上
PULCOM AB-10は砥石台の振動を監視し、振動レベルが規定値を超えるとバランス修正が必要であることをNCに通知します。砥石のアンバランスによる不良発生を未然に防ぐことが可能です。
高精度バランス修正
PULCOM AB-10は高性能DSP(Digital Signal Processor)の採用と共に、動作アルゴリズムについては東京精密が得意とする三次元測定機、真円度測定器の技術を統合し最適化。従来のバランス方法とは異なり、おもりを動かした時に生じるわずかな振動量の変化から補正おもりの最適位置を予め算出し、おもりを高精度に制御します。これにより安定して安全かつ確実なバランス修正を行ないます。
